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シックハウス症候群

 

シックハウス症候群(SHS:SICK House Syndrome)は、室内空気汚染による
新しい病気である。
室内空気汚染により身体が変調を来すことであるといえる。新築病や化学物質過敏症(CS:Chemical Sensitivity)と言われています。
原因としては主に、建材や内装材、接着剤、塗装等からの発生する化学物質
(ホルムアルデヒド等)による室内空気汚染であります。

 

 

ホルムアルデヒド対策
  1. 室の換気を良くする。
  2. エアコンがある場合、室温を下げる。
  3. 時間的余裕がない場合はベイクアウトで強制換気。
  4. 換気装置による強制換気と空気清浄器による化学物質の吸着。
  5. 尿素水溶液を含ませた雑巾で建材の表面を拭く。
  6. 尿素水溶液を天井裏や家具裏にスプレー拭きする。
  7. 市販の活性炭消臭剤やホルマリンキャッチペーパーを活用する。
  8. 水を入れた容器や観葉植物を室内に置く。

 

地盤と建物

 

テーマ1 地盤についての研究

※地盤の持つ性質で建物の寿命が変わる!

☆斜面やひな段形式の地盤

 切土又は盛土造成が行われている土地です。切土造成は比較的安心ですが盛土の場合、年数が たつと地盤が

 緩んでひび割れを起こし建物も同時に傾いてきます。

☆埋立地

 沼、湖、池、たんぼ跡などの埋立てた土地は、もともとの地盤が不明です。やはり年数がたつと地

 盤 が沈下し建物が傾いてきます。

☆砂地盤

 地下水を含んだ砂地盤は通常は安定しています。

 ところが地震のような震動を受けると水分が圧力を受けて逃げ出します。

 (噴水、噴砂、噴泥など)又、同時に砂と砂の結合と摩擦力が低下し液状化をおこします。

 これらにより地盤が沈下し亀裂が生じ、建物に影響を与えます。

※地盤を安定させる対策(地盤改良)

 1.個結──セメント、薬液などの安定処理剤を用い地盤を固める

 2.置換──軟弱層を除去し、良質土と置き換える

 3.補強──シート、透水性の合成高分子材料(ジオテキスタイル)を軟弱地盤や地盤や盛土

 中に層状に埋め込んで地盤が沈下する時それらの材料が引張られその抵抗力で安定する

 4.排水──いくつかの方法で、地盤中の水分を排水し、地盤沈下を促進させ安定させる

※住宅地選びのポイント

 A.古い地図や図書館、資料館などで、その地区の昔と現在の違いを見る(沼、湖、池、田など)

 B.周辺の土地と敷地に凹凸の少ない地区を選ぶ

 C.土地の値段が周辺の地域と比較してかなり安い場合、その理由を調べる

 D.斜面の上や崖下の土地はなるべくさける

 E.土地の造成をしている現場を見学し、造成地が切土、盛土かを見ることにより地盤の善し悪し

   の知識を得る

次回テーマ2は「建物についての研究」です

 

 

狭小宅地に建つ3階建て住宅 奮闘記

建築前
基礎工事
基礎工事2

 

1.敷地について

 神奈川県平塚市の某所、10数年前に宅地開発されたまだ新しい住宅が目立つ場所である。施主であるK氏の家の隣といえるかわからないが、狭く変形した土地があった。そこに3階建の住宅を建てたいが、地元の工務店に頼んだら、狭くて建たないと断られたという。「ここに是非、息子夫婦のために3階建てを設計してくれ」といわれて、「よし、やりましょう。」という意気込みで、やることにしました。

2.施主の要望について

延べ床面積:30坪程度、予算:1500万円

車庫1台分、LDK、和室1、子供室2、浴室、洗面室、便所

以上ごく普通かな?

3.基本計画について

要望を取り入れ、周辺環境を考慮し、建坪率、容積率MAXの基本計画とする。

 変則角地であり、裏は公園ということで、これは何か裏技有りと読んだ。そこで、市建築指導課に出向いたところ、やはり角地緩和のプラス10%、道路も斜線制限については5M幅でよい、とのこと。やったと思い、これで、道路斜線ぎりぎりの計画をする。3階建ての計画はもちろんできたが、3階が屋根裏室みたいになる。

予算上、地下は掘れないしこれ以上の計画はできないので、施主に説明し、基本計画の通りに実施設計を完成する。

4.いざ、着工へ

 工務店を決める段階で、私はつき合いのある業者を選択する。今回は予算が無いので、起動力があり、信頼のおける業者に絞り、見積もりを依頼する。そのときに何と施主である父上は1470万しか出せないと言ってきた。これにはまいったが、出来るか出来ないかわからないが、建設会社に正直に言うしかないと思い、見積もり依頼の時に予算1470万を前もって告げた。結構冒険だが、今だからその金額で出来たのかもしれないと思う。

5.3階建て中間検査

 建築基準法が変わったばかりの時だったので、市建築指導課にとっても3階建て専用住宅の中間検査は初めてということで、結構力が入っていたようです。本当に隅々まで、細かいところまでチェックが入り工事の進み具合も遅れていたこともあり、建設会社はあせりの色でした。「建築指導課の担当の方細かいチェック、指示ありがとうございました。」

6.現在において

これから仕上げ工事に入ります。楽しみです。完成したら写真を掲載する予定です。